2015年4月18日土曜日

Jeanne LANVAN展

ここ最近、春を通り越し初夏の様な陽気だったので、
また肌寒い日々に戻ってしまう前に!と、美術館へ行ってきましたよ。
メトロで見たポスターがとっても綺麗で、とても気になっていたのです。
Palais Galliera(パレ・ガリエラ)はパリ市のモード美術館で、
3年間の改装期間を経て、2013年の9月にリニューアルオープンしたので、
訪れるのは、今回が初めてでした。



重厚で威厳のある建物です。

美術館内は撮影禁止だったので、残念ながら写真を撮ることはませんでしたが、
展覧会、とっても素敵でした。
次の日の朝目覚めた時に、思い出してうっとりとしてしまうくらい。

1910~30年代のドレスが展示されていたのだけれど、
シルエットはシンプルで、優雅で洗練されていて、
これもあれも着てみたい!と思うものばかりでした。

ディスプレイがとても良くて、
半分以上のドレスは棚に置かれてあるだけで、ガラスに覆われていないので、
かなり近寄って細部の縫製や細かいデティールまで見えるようになっていました。
(手の伸ばせば、触れるくらい。もちろん、触ってはいけませんが。。。)
前後が見えるように後ろにミラーも置かれているので、
じっくりじっくり見ることが出来ました。

でもこれと似た展示をどこかで見たこととがあるような。。。
と思っていたら、3年前にみたバレンシアガの展覧会。(これもとても素敵でした。)
この時と同じキュレーターの方が企画されたものでした。
(この3点はその時の写真なので、バレンシアガのものです。)



それにしても、今回の展覧会のタイトルを見て、わっ!と驚いたのだけれど、
LANVANは、女性だったのですね!”Jeanne"ジャンヌは、女性の名前。
モンマリさんに図録を見せたら、同じように驚いていました。彼も、男性だと思っていた様です。

展覧会は、8月23日まで。もしパリへ来る予定があったら、おすすめです!


展覧会を見終えて外へ出た時は、丁度お昼時。
ここの美術館、小さな公園もあるので、
お昼を食べたりくつろぐのに利用している人も沢山いました。
私も、お弁当を持って出れば良かったなー。


 ここの前の通りから見るエッフェル塔が好き。



寒い時期を終え暖かくなると、ムクムクとお出かけしたい欲が湧いてきますね。
この後、ハーフサイズのバゲットサンド(パリジャンという名の、ハムとバターだけのシンプルなもの)・アランミリアの杏のネクター・パティスリー デ レーヴのマドレーヌを買い、
やっぱり公園でお昼を食べて、少しお散歩して、家路につきました。

お天気が良い日のパリの公園は、沢山の人で溢れかえっていました。





2015年4月3日金曜日

ふるさと便

フランスで暮らし始めて3年7か月、幾度かふるさと便と名づけられた荷物がAから届きます。
お手紙や小包は、届くとふわっとした気持ちになり、送り主の気持ちごと届くような気がして格別にうれしいものです。
日本郵便の箱、かわいらしい!
ワクワクしながら箱をあけると。。。
普段使いの食材から、よそゆきのお菓子まで。たくさんたくさん入っていました。
日本のお菓子のパッケージって、シンプルで美しい。
















遠くに暮らす私に、東京にいた時と変わらず贈り物してくれるなんて、本当にうれしいなと思うのです。時間も手間もかかるのにね。どうもありがとう。

Aの素敵だなと思う所の一つに、結婚しても変わらず子供が出来ても変わらずいる、佇まいなのです。でも、変わらないんじゃなくて、進化してるのにそれを感じさせないすごさ。お料理もちゃんとして、お出かけもして、おしゃれもしてる。だから一見、独身みたいに感じさせるんだけど、そうじゃないの。奥さんでもお母さんでもなく、彼女自身なの。
上手に言葉にあらわせないのだけど、生活の変化があっても彼女らしくいれるって、ぶれてなくてすごい。

独身だったころの私に、結婚生活っていいものよと度々教えてくれたのも彼女。その当時は、彼もいないし結婚するなんて考えられないと思っていたから、彼女の言葉をそうなのかしらねぇ?、とぼんやりした気持ちで聞いていたのだけど、結婚して日々暮らしている中で幸せだなと感じるたびに、Aの言葉を思い出すの。で、本当だねぇと心でつぶやいてしまうの。

東京でひと時ご近所さんだったから、あの頃もっともっと行き来すれば良かったねと思う、今日この頃。おすそわけとか、ちょっとした物を渡しに行ったり来てくれたり、楽しかったね。

これから暮らしに変化があるようなので、お身体大切に、日々過ごしてほしいなって思います。
写真でわかるように、我が家に畳のお部屋が出来ました。
いつでも泊まりに来てね。タイミング見つけて、パリに遊びに来る日を楽しみにしていますよ。